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小説「才蔵」目次、紹介、あらすじ【現在進行中】
小説「ゴエモン」目次とあらすじ(第一巻終了)
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山崎ミカです。
才蔵お兄さんは、出かけて戻ってくると聞きたいことだけ聞
いて、また、どこかへ出かける。これでは話もできません。
母親をなくした女の子の傷心をいたわるやさしさはないんで
しょうか?
==では、今回もどうぞ!==
翌日、才蔵はミカに日曜日とは何かを尋ねた。
七日間を一週間として、その日々を曜日で呼ぶシステムが日本に普及
したのは明治時代になってからである。当然才蔵は日曜日が何であるの
か知らない。
「すると、今日は土曜日であるから、多くの会社は今日と明日の二日間
は休みということになるのか?」
「ええ、そうよ。でも全てが休みという訳ではなく、お店は開いている
ところが多いわよ」
(すると河田省三は自宅にいる可能性があるな)
次に才蔵は、河田省三と広山建設の社長、河田省三の秘書、岸中不動
産の社長の自宅の場所を知る方法をミカに尋ねた。
「名前が分っているのは一人だけね。
ちょっと待っててね」
ミカは電話帳から河田省三の自宅および広山建設と岸中不動産の所在
地をさがして、紙に書き出し、才蔵に見せた。
広山建設の場所は、既に才蔵は知っている。
「名前が分れば、広山建設と岸中不動産の社長の自宅もわかると思うの
だけど……」
「いや、取りあえずこれだけでも十分だ」
その後、ミカは近くのコンビニから広島市内地図を買ってきて、その
地図の該当する箇所へ印をつけて才蔵に渡した。
「ほう、こんな便利なものがあるのか。驚いた」
才蔵は河田省三の家に忍び込むことを考えていた。
「ねえ、おにいさん。今日は私と家にいてくれない?」
とミカは才蔵を引きとめようとした。
「そうだな、この何日間かミカと話しをすることもなかったしな」
河田省三の家に忍び込むのは夜にしようと判断した。
「私ね、おにいさんに話したいことがあるの」
「どんなことじゃ?」
「ママが亡くなって私は独りぼっちになってしまったわ。お兄さんの方
も、この時代では何も分らない独りぼっちでしょ。
だから、これからお兄さんと私で助け合っていきたいのよ」
戦国時代の才蔵は、ミカのような立場の者に対して心を動かされるよ
うなことはなく、冷淡と思えるようなこともした。しかし、ミカに対し
ては何か心を引きとめるものを感じていた。
それは、ミカの面倒をみてやらなければならないという、実の子や妹
に対する感情のようなものであった。
しかし、なぜそのような感情になったのかは才蔵にも分らなかった。
「そうだな。いつまでそうするのかは分らないが、当分の間はミカの言
うようにした方が良いと思うな」
才蔵はしばらくの間考えた後に、再び話しを始めた。
「拙者は、ミカの母上が亡くなった原因を調べているのじゃが、ミカは
自殺ではないと言う。発見された場所が河畔という不自然な場所でもあ
る。そうすると誰かに殺されたと考えられる。
仮に、母上が誰かに殺されていて、その犯人が見つかったらミカはど
うする?」
「犯人が分ったら、仕返しをしてやりたいわ」
「その仕返しとは、どういうことをするのじゃ?」
「えっ! どういうことって? そりゃあ、殺してやりた
いわよ」
「すると、今の時代でも仇討ちは許されているのじゃな」
才蔵はこの時代にタイムスリップして、同じ人間とは言いながら、感
性に違いがあるように感じていたのである。
才蔵がタイムスリップする前の時代であれば、戦や飢餓、寒さ、洪水
などが原因で多くの人間が命を落としていた。才蔵達には、そういう環
境の中で生まれた人生観、倫理観などがある。
一方、この時代の日本は戦がない、飢餓の恐れもない、寒さも、洪水
も人の命を奪うようなことはなさそうだ。そういう中で単純に命は大切
という意識があるようだが、いとも簡単に人が殺されてもいる。
戦国の時代は戦で人を殺しはするが、人の命は今の時代と違う感性に
よって、大切にされていたようも思えるのであった。
「ちょっと、待ってよ。
犯人でも殺すことは許されていないわ。
殺したいというのは、私の気持ちよ」
「では、拙者が殺すのはどうであろうか。拙者はこの時代の人間ではな
く、拙者が裁かれることもないと思うが……」
「そうねえ。殺してもらえるものなら、そうしてもらいたいけど……」
不安そうに応えるミカを見て、
「分った。犯人でも殺すのはミカの気持ちに躊躇するものがあるのじゃ
な。
どうするかは、犯人が分ってから考える事にしよう」
「ええ」
とミカがほっとしたように応えた。
==今回はここまで==
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美奈子で〜〜す。
そうかー、曜日という制度は昔からあったわけじゃあないんだね。
そういえば、キリスト教やユダヤ教、イスラム教でいう神様がこの世
の中を六日間で造って、七日目を安息の日にしたそうね。これが一週間
なんだろうね。
日本にキリスト教が本格的に入ってきて、週や曜日という言葉が定着
したんだろうね。
それまでの日本人は日曜日はお休みということはなく、いつ休んでい
たんだろうね? えっ、休みはなかった? あるとすれば、盆と暮れの
時期だけ! そりゃあ、大変だ!
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テーマ:自作小説(ファンタジー) - ジャンル:小説・文学
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