小説集
長編小説を主とした小説集……1.小説「ゴエモン」−−2.小説「才蔵」−−3.小説「拙者、才蔵」−−4.「日本軍上陸−パタニ王国」(新連載)−−4つの小説をお楽しみください。
プロフィール

石川淳也

Author:石川淳也
【石川淳也】小説「ゴエモン」著者
高校三年生。現在、大学受験勉強に悪戦苦闘中。
ゴエモンは小学2年生のときに我が家に来て、8年間一緒に暮らしました。
この物語は、ゴエモンとの思い出に少しだけ脚色したものです。

【山崎ミカ】小説「才蔵」著者
現在、高校二年生。中学生のとき才蔵と出会い、二人で生活しています。この小説はミカと才蔵の不思議な関係と二人の活躍を少しだけ脚色したものです。

【宮根真司】小説「拙者、才蔵」著者
本名、霧隠才蔵。山崎ミカとタイへ旅行した際、不思議な出来事に遭遇した。事件もあった。それらを小説にしたもの。

【田中廣一】小説「日本軍上陸」著者
拙者、才蔵に出てくる山田長政、山田オクン、脇坂、里見等と不思議な体験により出会った。その体験を小説にしたもの。


【【【[ お願い ]】】】
皆様の感想をお待ちしています。
気づいたとき、そのページのコメント欄にご感想をご記入、送信ください。

カテゴリー

最近の記事

最近のコメント

FC2カウンター

最近のトラックバック

月別アーカイブ

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

エピローグ  二十一世紀 No.7
             ←前回へ        次回へ→ 

 現在、「日本軍上陸 − パタニ王国」を連載中です。
          「日本軍上陸 − パタニ王国」トップページへ



小説「才蔵」目次、紹介、あらすじ  【主な登場人物】

小説「ゴエモン」目次とあらすじ(第一巻終了) 


小説ブログランキングに参加中
画像を↓クリックしてください

日本ブログ村ランキング ファンタジー小説へ


 
 日本軍上陸 − パタニ王国



エピローグ  二十一世紀 


 ====




 廣一はパタニからハジャイへ向かう乗合タクシーに乗っている。

 老人となったヘーロンに会わなければならない。しかし、会うのが恐い。

 できることなら会わずに帰国したかった。

 会って祖父に代わって許しを請わなければならない。でも、ヘーロンは祖父を許してくれないだろう。

 タクシーの中でこのような思いに揺れ動いていた。

 結局、ヘーロンに会わずに帰国しようと決めた。

 タイムスリップをして子供の頃のヘーロンに会っているがヘーロンはそのことを知らない。

 だから会っても意味がない。と、都合の良い理由をつけた。

 本当はヘーロンに会うのが恐い。





 ハジャイに戻った。

 昨日ハジャイから乗合タクシーでパタニに向かったのに、一日で戻ってきた。しかし、ハジャイを出たのが何日も前のように思え、なつかしく感じる。

 ハジャイに戻っただけで日本が直ぐそこにあるように感じる。

 タクシーを降りて駅に向かう。駅前の広場を通り抜けるとき、ヘーロンの店が見える。

 できるだけ視線を逆の方向にしようと意識したが、なぜか意に反して、ヘーロンの食堂に目線が向いてしまう。

 シャオユイの目がじっと廣一の姿をとらえていた。

 一瞬ではあるが廣一とシャオユイの視線があった。廣一は知らぬ振りをして駅へ向かおうとした。

「タナカーサーン!」

 廣一はぎくっと立ち止まった。

 殺されたシャオユイと同じ声質、同じイントネーションで呼んでいる。フォンの声とも思えた。

 このシャオユイは廣一の名前を知らないはずである。ヘーロンが教えたのだろうか。

 廣一は振り向いた。食堂へ足を向けざるを得なかった。

 シャオユイに何を言えばよいのだろうか、と思いながら歩いた。





 シャオユイの前に立った。

 廣一はシャオユイと同じ目線になるまで体を低くして、彼女の両肩に手をやった。

 その肩から、殺されたシャオユイと同じ感触が廣一の手の平に伝わってきた。フォンと同じ臭いを感じた。

 肩においた手がシャオユイの体を抱きしめていた。

 自然に言葉が出た。

「シャオユイ、ごめんよ…… ごめんよ。

 フォン、ごめんよ」

 廣一の両頬を涙が落ちた。

 シャオユイはきょとんとしていたが、廣一の涙を見たからか、廣一の力が強かったためか、大声で泣き出した。

 廣一とシャオユイが泣きじゃくっている。

 気がつくと、そばに老人のヘーロンがいた。



 廣一はシャオユイの体を離し、しゃくりながらヘーロンに深く頭を下げた。

「タナカーサン、ヤハリ、アナターハ、タナカー少尉。イヤ、少尉ノ孫」

 廣一は驚いた。タイムスリップしたことを、この老人は知っている。

 ヘーロンは長谷川からすべて聞いたという。


 ==今回はここまで==



ここまで読んで興味をもった人はクリックしてください。 

才蔵画像(小)

 ↓(クリック) 
にほんブログ村 小説ブログ ファンタジー小説へ


             ←前回へ        次回へ→ 


  ○ ○ ○  広  告  ○ ○ ○ 



美味しく食べて320カロリー
シェフが作るダイエット健康食事
   ↓













colossalアクセス解析RMT




テーマ:自作小説(ファンタジー) - ジャンル:小説・文学

この記事に対するコメント

この記事に対するコメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する


この記事に対するトラックバック
トラックバックURL
→http://miksa.blog97.fc2.com/tb.php/261-227981f3
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
ブログ内検索

リンク

このブログをリンクに追加する

RSSフィード

ダイナースクラブのご案内

盲導犬サポート

収益金の一部は(財)日本盲導犬協会に寄付され盲導犬育成に役立てられます。皆様のご協力をお願いしています。

楽天市場

By FC2ブログ

Powered By FC2ブログ
ブログやるならFC2ブログ

FC2ブックマークに追加する

FC2ブックマークに追加

ブログ ランキング

小説ランキングへ参加中、 画像をクリック ↓ 日本ブログ村ランキング ファンタジー小説へ