小説集
長編小説を主とした小説集……1.小説「ゴエモン」−−2.小説「才蔵」−−3.小説「拙者、才蔵」−−4.「日本軍上陸−パタニ王国」(新連載)−−4つの小説をお楽しみください。
プロフィール

石川淳也

Author:石川淳也
【石川淳也】小説「ゴエモン」著者
高校三年生。現在、大学受験勉強に悪戦苦闘中。
ゴエモンは小学2年生のときに我が家に来て、8年間一緒に暮らしました。
この物語は、ゴエモンとの思い出に少しだけ脚色したものです。

【山崎ミカ】小説「才蔵」著者
現在、高校二年生。中学生のとき才蔵と出会い、二人で生活しています。この小説はミカと才蔵の不思議な関係と二人の活躍を少しだけ脚色したものです。

【宮根真司】小説「拙者、才蔵」著者
本名、霧隠才蔵。山崎ミカとタイへ旅行した際、不思議な出来事に遭遇した。事件もあった。それらを小説にしたもの。

【田中廣一】小説「日本軍上陸」著者
拙者、才蔵に出てくる山田長政、山田オクン、脇坂、里見等と不思議な体験により出会った。その体験を小説にしたもの。


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才蔵(サイゾー) 第三章 血のつながり No.16
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小説「才蔵」目次、紹介、あらすじ【現在進行中】 【主な登場人物】

小説「ゴエモン」目次とあらすじ(第一巻終了) 


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 山崎ミカです。


 テレビ局や新聞社が学校のいじめを取り上げ、学校の雰囲気

が変わってきました。−− 学校中大騒ぎです。




 ==では、どうぞ!==
 

 その後一週間、ミカの通っている学校が毎日のようにテレビで報道さ

れ、

「なぜ、こんなにいじめがあるのに学校は放置しているのか」といった

取材を受けている校長が何度かテレビに映し出された。

 また、土曜日にはいじめをテーマにしたPTAの総会が行なわれたよ

うである。

 ミカは両親がいないので、どのような発言があったのか知らない。




 翌週から毎朝、教員とPTAの役員と思われる大人が、校門近くに立

って、生徒達に「おはよう」と声をかけるようになった。

 生徒達は照れくさいとか、気味が悪いなどと言っていた。

 しかし、声をかけられることによって、生徒達の言葉づかいや態度が

良方に変わっていった。

 一方、いじめの方は軽いものは減少したが、特定の者に対しては、よ

り陰湿になり、教師達の目につかないところで依然として行われてい

た。

 二年B組の寺山に対しては、身体に被害を受けるいじめはなくなった

が、生徒達から無視されるという形でいじめが続いていた。

 無視するといういじめは、表面上分らず、寺山に対するいじめはなく

なったと学校では判断をした。




「お兄さん、いじめがなくならないのはどうしてかしら?」

「いじめがなくなると思っているのか?」

「えっ? お兄さんはいじめはなくならないと言うの?」

「考えが変わった。

 いじめを少なくすることはできるが、無くなることはないと考えるよ

うになった」

「どうして?」

「拙者は、戦国の時代とこの時代の二つを見ることができた。

 二つの時代を比べて思うことは、人間は頭脳を働かせて良い道具をつ

くることはできた。しかし、人間自身の進歩はしていないのということ

だ。

 戦国の時代でも、盗みや人殺しが沢山あった。今の時代でも盗みや人

殺しがある。人をだますことも無くなっていない。

 だから人間の内面的なものは進歩しないのだ。逆に後退しているかも

しれない。

 例えば、自動車ができて、交通事故というものが多くあるそうだが、

これは運転をする者の油断から発生する。だから交通事故は無くならな

い。油断するなと呼びかけて、事故を少なくすることはできるであろう

がな……

 いじめも、いじめて楽しみたいという誘惑に負けた人間がすることじ

ゃ。

 だから、いじめはよくないと指導をすれば、少なくすることができる

であろうが、無くなることはないと拙者は思う」

「じゃあ、どうすることもできないと言うの?」

「そうだな。完全に無くそうとするのであれば、その方法はない」

「お兄さんが子供の頃も、いじめがあったの?」

「いつの時代もいじめる子供といじめられる子供がいるものじゃ」

「戦国時代の子供は、いじめられたらどうしていたの?」

「いじめっ子を見ると逃げたであろうから、今の時代のように酷くいじ

められることはなかったと思う。

 今のいじめが陰湿なのは、逃げられない状態でいじめが行われている

からであろうな」

「じゃあ、今の時代でも逃げれば良いのね」


「逃げられるか?

 学校という建物、教室という部屋。学校という建物や教室と

いう部屋のことではないぞ。

 今の時代では小学校や中学校は出ていないと大人になってや

ってゆけないのであろう? そうすると学校から逃げる、学校

へ行かないということは、今のこの世の中の制度から出るとい

うことだ。

 それでもにげられるのか?」


「そうか…… 逃げることができないわ。

 学校へ行かなければ、逃げたことになるのだけど、学校へは行かなけ

ればならないし……

 逃げるところがない今の子供は悲しいね。

 戦国時代の子供は、逃げてばかりいたの?」

「相手にもよるが、いじめられている子供達がまとまって、いじめっ子

を懲らしめることもあった」

「そうか…… 逃げることができないのなら、いじめる子をやっつける

方法があるわね。

 うーん……」

 ミカは腕を組んで考えていたが、何かをひらめいたようである。

「私、やってみよう」

「何をやろうというのだ?」

「私、学校でいじめられている生徒を集めて、いじめている生徒を懲ら

しめてやるわ」

「いじめられている生徒がミカのところへ来るかな?」

「呼びかけても来ないかしら?」

「ミカが、いじめられていたとき、同じような呼びかけがあったら、そ

の者のところへ行ったか?」

「そうねえ、不安で行かなかったかも知れないわ」

「そうであろう。ミカが本当に頼りになる人間かどうかが分らなけれ

ば、人は集まらぬものじゃ」

「じゃあ、どうすれば良いの?」

「ミカが強くなることじゃ。強くなって、いじめている者よりも強いと

いうことが分れば、集まる筈じゃ」

「今の私は強くなっていると思うけど……」

「以前のミカと比べれば強くなっているが、学校で一番強いかどうかは

分らない」


 ==今回はここまで==



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 ミカさんは本気ね。でも、うまく行くのか…… 才蔵さんが助けてく

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深刻な「いじめ」の問題世の中のいじめの問題はとても深刻である。生まれた時から「いじめ」は始まり、幼稚園、学校、職場、結婚生活・・と人生のあらゆるシーンにいじめ問題は登場する。しかし、いじめの問題と正面から向き合い、対処する事が必要である。このブログはいじ いじめ問題について考える【2007/07/04 13:50】

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いじめ 小説についてしかし、いじめの問題と正面から向き合い、対処する事が必要である。 このブログはいじめに関する様々なキーワードで、みんなの書込を集め掲載する。 今回のキーワードは、「いじめ 小説」である。 小説を書こうと思ってるのですが・・・ ...(続きを読む いじめ問題に取り組む【2007/06/23 16:57】
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