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| エピローグ 二十一世紀 No.7 |
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日本軍上陸 − パタニ王国
エピローグ 二十一世紀
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五
廣一はパタニからハジャイへ向かう乗合タクシーに乗っている。
老人となったヘーロンに会わなければならない。しかし、会うのが恐い。
できることなら会わずに帰国したかった。
会って祖父に代わって許しを請わなければならない。でも、ヘーロンは祖父を許してくれないだろう。
タクシーの中でこのような思いに揺れ動いていた。
結局、ヘーロンに会わずに帰国しようと決めた。
タイムスリップをして子供の頃のヘーロンに会っているがヘーロンはそのことを知らない。
だから会っても意味がない。と、都合の良い理由をつけた。
本当はヘーロンに会うのが恐い。
ハジャイに戻った。
昨日ハジャイから乗合タクシーでパタニに向かったのに、一日で戻ってきた。しかし、ハジャイを出たのが何日も前のように思え、なつかしく感じる。
ハジャイに戻っただけで日本が直ぐそこにあるように感じる。
タクシーを降りて駅に向かう。駅前の広場を通り抜けるとき、ヘーロンの店が見える。
できるだけ視線を逆の方向にしようと意識したが、なぜか意に反して、ヘーロンの食堂に目線が向いてしまう。
シャオユイの目がじっと廣一の姿をとらえていた。
一瞬ではあるが廣一とシャオユイの視線があった。廣一は知らぬ振りをして駅へ向かおうとした。
「タナカーサーン!」
廣一は | |