←前回へ 次回へ→
小説「才蔵」目次、紹介、あらすじ 【主な登場人物】
小説「ゴエモン」目次とあらすじ(第一巻終了)
小説ブログランキングに参加中 画像を↓クリックしてください

才蔵でござる。 読者諸君、すまぬことをした。
途中で筆が折れてしまうかも知れぬと、最初に述べたが、その通りになってしまった。
事件に巻き込まれて、シャムでの出来事を最後まで物語として書き終えることが出来なくなった。 何か月も放っておいて申し訳ない。お詫びする。
麻薬不法所持の現行犯で逮捕された石井雄一や野村晃達日本人のその後の結末を述べることにする。
======
才蔵はその後もビデオを撮り続けた。
警察の幹部と思われる男が蛇の刺青をした男達のところへ出入りしている場面も録画した。
才蔵はこれをタイのテレビ局と新聞社に送ろうとしたが、山崎健介はそれに反対した。
タイは民主国家であるが、警察にマスコミが押さえつけられてしまうかもしれない。そのようなことが度々あったと、言うのでのある。
山崎は日本のマスコミに送るのが良いと言う。
多くの日本人が無実の罪で逮捕され、タイの刑務所にいると日本国内で報道し、タイの警察が抑えることができない状態にして、その後タイのマスコミに送るのが効果が大きいと言う。
果して、山崎の言う通りになった。
日本のマスコミはタイの刑務所にいる者の家族を中心に取材した。刑に服している者の氏名は直ぐにわかる。だから、その家族に最初にたどり着いた。
「息子は無実の罪で捕えられ、懲役二百年の刑に処せられている」と涙声で訴える家族の姿がテレビ画面で何度も報道された。
そういう報道を流しながら、マスコミはビデオに映っている日本人で唯一日本にいる男にたどり着いた。
その男は野村という。
野村は日本へ帰国するためにホテルを出発するとき、日本国内へ郵送する封筒を預かったが、空港へ到着して、空港警備官からカバンを開けるように言われたときには、その封筒は無かったと、言った。
思い出してみると、空港へ向うタクシーが高速道路を走っているとき、隣を走るタクシーから、ドアのウィンドーを下げるように合図されたが、下げなかった。
にもかかわらず、どうしたわけか、合図をした男がいつの間にか同じタクシー乗り移っていた。その男が封筒を取ったのかもしれないとも言う。
隣を走っているタクシーから乗り移った男が野村を助け、ビデオを撮り続けた人間であろうとマスコミは判断した。
しかし、その男自身はビデオに映っていない。
マスコミはその男を捜したが、才蔵にはたどり着けなかった。
このニュースが日本国内で大きくなったときに、タイのマスコミにビデオを送った。
すでに、タイのマスコミの一部は日本で報道されていることをタイ国内でも報道していた。
日本のマスコミもタイの警察や裁判所に対して取材を執拗なまでにしており、タイ国内のマスコミを警察は抑えることができなくなっていた。
タイ国内でも大々的に報道された。
才蔵が撮った映像が動かぬ証拠となり、蛇の刺青をした男達一味が逮捕された。
蛇の刺青の男達が悪の全てを警察で話した。
金縁眼鏡の男はタイにどっぷりとはまり込んだ日本人だった。
安い生活費でのんびりと暮らしている。ビザの有効期間が切れそうになると隣のカンボジアやラオスに行き、そこで、タイのビザを取得して再びバンコクに戻るということを繰り返していた。
安い生活費でも所持金に残りが少なくなってくる、お金を稼がなければならない。かと言って、働く気にもならない。
そんなときに蛇の刺青の男から誘われた。日本人に麻薬入りの封筒を渡すという簡単な仕事でまとまったお金が入ってくる。
悪いこととは知りながら続けるうちに、罪の意識は消えていった。
この男も逮捕された。
警察の幹部と思われていた男も逮捕された。ヤワラー地区を管轄する警察の署長だった。
一連の逮捕が続いた後に、刑に処せられている日本人達の再審が行われた。
多くの日本人が刑務所から出ることができた。
山崎健介は宮根こと、才蔵の一連の行為を知っている。
山崎は才蔵が人前に出たがらないそぶりから、マスコミに公表しなかった。
=====
才蔵でござる。 こんな形になってしまったが、やっと、この物語を終えることが出来てほっとした。
ところで、前半にでてきたアユタヤの亡霊達のことを覚えているか? 山田長政、山田オクン、脇坂、里見といった武士の亡霊のことを。
実はこのブログを見た福岡の田中という人から、彼ら4人を知っているという連絡があった。
では、田中という男は拙者と同じようにタイムスリップした男かと思った。…… が、そうではなさそうだ。今のこの世に生まれて、大昔の山田長政等と会っているというのだ。
詳しい話を聞いていない拙者には訳のわからぬことではあるが、「では、そのことを物語にして、この小説集に載せてもらえないか」と田中氏に頼んでみた。
引き受けてくれるそうだ。
このブログの総括管理人である。石川淳也も了解した。
この小説集は、次回から田中氏によって「日本軍上陸」タイトルの物語を載せることになった。
==今回はここまで==
ここまで読んでクリックせぬとは…… 理不尽な!

↓(クリック)
 よし! クリックしたようじゃの。次回も読んでくれ!
○ ○ ○ 広 告 ○ ○ ○
子どもの帰りが遅い−− 今、どこにいるのか? 子供の登下校、塾への行きかえり…… 不安ではないですか? 子ども用防犯システム! 14日間無料でお試しできます。 ↓(クリックしてカタログを見てください)


美味しく食べて320カロリー シェフが作るダイエット健康食事 ↓




 
テーマ:自作小説(ファンタジー) - ジャンル:小説・文学
|