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小説「才蔵」目次、紹介、あらすじ【現在進行中】
小説「ゴエモン」目次とあらすじ(第一巻終了)
山崎ミカです。
前回、放課後、中沢さん達四人が私を襲おうとしたところを、
才蔵さんに助けられました。
四人は気絶してしまいました。
今回は、その続きです。
==では、どうぞ!==
四人は立ち上がり、カバンを持って歩き始めた。
「明日こそ、山崎を学校へ来られなくしてやろう!」
「でもさあ、山崎が学校へ来なくなったらいじめられなくて面白くなる
なるんじゃあない?」
「山崎がいなくなったら、他の奴をいじめれば良いよ」
「そうだね」
才蔵は、四人を追い始めた。
四人はコンビニに入った。
四人がコンビニから出て来て、話しながら歩き始めた。
「あの店員、バッカじゃあないの。あの店員の時は安心して万引きがで
きる」
「でも、気をつけろよ。店長が店にいるときは、万引きに注意して見張
っているようだから」
しばらくして、
「じゃあ、バイバイ」と手を振りながら四人は分かれていった。
才蔵は中沢を追うことにした。
中沢の家は小さな庭のある二階建ての家だった。周辺には同じような
家がいくつも並んでいる。
中沢は、玄関から入ると黙って二階の部屋に入った。
才蔵は一階の屋根に飛び上がり、二階の部屋に入った。
「恭子! 帰っているの?」
一階から母親らしい声がした。
「うるせえな!」
才蔵が忍び込んだ隣の部屋で中沢の声がした。中沢は一階へと続く階
段を降りながら、
「ああ、帰っているよ、何だよ?」
「恭子、何ですか! その言い方は! そんな風に育てた覚えは
ないよ。帰ってきたら、帰ってきたと言いなさい!
本当に、お前は……
学校で煙草を吸っていると言われて目の前が真っ暗になったよ」
「うるせえよ、ババア!」
中沢恭子はふてくされて再び階段を上がった。
才蔵は天井裏へ入り、中沢恭子の部屋を覗いた。
部屋の中では、恭子はふてくされてベッドでかけ布団をすっぽりと頭
まで覆っていた。
才蔵は、音も立てずにその部屋に降り、左手で中沢の口の部分を布団
の上から押さえた。同時に布団の上から覆いかぶさり、恭子が身動きで
きない状態にした。
中沢はもがこうとしているが、才蔵の力によって、全く身動きできな
い。
『ふっ、ふふふ。中沢恭子』
才蔵は、布団の上から中沢恭子の腹に低い声で響くように呼びかけ
た。
もがこうとした中沢の体がビクッと一瞬止まった。
『中沢恭子、お前の母親は悲しんでいるぞ、親を悲しませるような者は
人間ではない。
今から、お前を殺す…… 良いな』
中沢は何か言おうとしている。才蔵の手にそれが伝わってきた。
『言いたいことがあれば、心の中で言え』
『助けて、助けてください』
『お前は、親を悲しませているばかりでなく、いじめもしている
であろう。
なぜ、他人をいじめるのじゃ。その訳を言ってみろ』
『殺さないで下さい』
『お前が正直に応えなければ殺す。正直に応えれば、今回は許してやろ
う。
どうだ、正直に応えられるか?』
『応えます! 正直に応えます!』
『では、なぜ、山崎ミカに対していじめを行なう?』
『……
ミッ、ミカが私をいじめるから…… そっ、それで……』
『ほう! ミカがお前をいじめているのか?』
『そっ、そうです。いじめられているのは
私です』
『そうか…… では今日、山崎ミカをトイレに押し込んだのは、
なぜじゃ?
学校の裏へ連れて行ったのはなぜじゃ?
三日前、お前が山崎ミカの顔に煙草を押し付けようとしていた
のはなぜじゃ?
お前が正直に言えば助けてやるといったが、お前は正直ではな
いな。
ふっ、ふふ』
中沢は、三日前に知らないうちに自ら煙草の火を頬に押し付けたこ
と、今日はトイレで水をかぶり、あるいは、学校の裏で気を失ったこ
と。これらは自分に襲いかかろうとしている何者かが行なったことでは
ないかと思った。
==今回はここまで==
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美奈子で〜〜す。
中沢恭子を懲らしめれば、胸がスーとするが、一方で、才蔵さんがど
こまでやるかが、心配ね。
だって、才蔵さんがやってることって、中沢恭子を本当に殺すんじゃ
あないかと思うもの。
タイムスリップして現在にきたばかりの才蔵さんは、今の私達の常識
とは違う常識をもってると思うのね。だから、心配なの。
才蔵さん! 中沢恭子は悪い奴だけど、殺さないでね。
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