小説集
長編小説を主とした小説集……1.小説「ゴエモン」−−2.小説「才蔵」−−3.小説「拙者、才蔵」−−4.「日本軍上陸−パタニ王国」(新連載)−−4つの小説をお楽しみください。
プロフィール

石川淳也

Author:石川淳也
【石川淳也】小説「ゴエモン」著者
高校三年生。現在、大学受験勉強に悪戦苦闘中。
ゴエモンは小学2年生のときに我が家に来て、8年間一緒に暮らしました。
この物語は、ゴエモンとの思い出に少しだけ脚色したものです。

【山崎ミカ】小説「才蔵」著者
現在、高校二年生。中学生のとき才蔵と出会い、二人で生活しています。この小説はミカと才蔵の不思議な関係と二人の活躍を少しだけ脚色したものです。

【宮根真司】小説「拙者、才蔵」著者
本名、霧隠才蔵。山崎ミカとタイへ旅行した際、不思議な出来事に遭遇した。事件もあった。それらを小説にしたもの。

【田中廣一】小説「日本軍上陸」著者
拙者、才蔵に出てくる山田長政、山田オクン、脇坂、里見等と不思議な体験により出会った。その体験を小説にしたもの。


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拙者、才蔵  その2
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小説「拙者、才蔵」目次(作成予定)

小説「才蔵」目次、紹介、あらすじ  【主な登場人物】

小説「ゴエモン」目次とあらすじ(第一巻終了) 


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 浅川六郎が話し始めた。

 関が原で敗れた武将とその一派の中では、日本を離れこのシャムに来

たものがいる。小西行長の元家来はその中でも大きい割合であった。

 浅川六郎は関が原の合戦で大坂方に味方をした足軽の一人であった。

彼もこの頃にシャムに渡ってきた。

 シャムの都はアユタヤにある。

 アユタヤには唐人街(中国人街)、ペルシャ人街、インド人街、コー

チン町などもあったが、その中でも日本人町がにぎわっていた。



 関が原以前にシャムに渡り出世をした山田長政という男が、シャム王

国のソンタム王に認められ、大臣にまでなった。日本人町が栄えた功績

はこの山田長政にある。

 シャムは隣国との争いが絶えず、日本人の勇敢さに目をつけ、日本人

部隊ができた。山田長政は、その日本人部隊の隊長でもある。




 長政を認めているソンタム王が亡くなった。その跡目問題で、大臣長

政は別の大臣カラホムと対立するようになった。

 浅川六郎は身分が低く、シャムの王室の内情など知らず、詳しいこと

は分からないが、幼い王をカラホムがいいように利用して、長政をシャ

ムの南部にある六昆(リゴール)へ長官として赴任させたという。今で

言う人事異動であり、左遷のようなものだ。




 リゴールでは、南接するパタニという王国と戦が続いていた。シャム

王国は仏教を信仰し、パタニ王国はイスラム教を信仰している。この戦

は宗教戦争でもあった。

 パタニとの戦いはリゴール、すなわち、山田長政率いる日本人部隊が

勝利した。しかし、そのとき、長政は脚に負傷した。

 アユタヤにいるカラホムの命令を受けた者が長政を治療すると称し

て、脚に毒を塗り、それが元で山田長政は亡くなってしまった。
 


 山田長政が亡くなったことはアユタヤの日本人町にも伝えられた。

 大臣カラホムも長政の死を知った。

 カラホムハ日本人町を兵で取り囲み、日本人に対する攻撃を仕掛けて

きたのである。

 王都アユタヤで戦が始まった。とはいっても、日本人の主力部隊はリ

ーゴールにおり、アユタヤの日本人町の兵力では、その結果は目に見え

ている。




 リゴールで亡くなった山田長政には一人の息子がいる。山田オクンと

いう。

 オクンはアユタヤの日本人町の危機を知ると、直ぐに日本人部隊を取

りまとめて、アユタヤに向った。しかし、距離があり過ぎる。到底、間

に合うものではない。

 アユタヤの日本人のほとんどがこの時、殺された。浅川六郎も戦死し

た。
 



 大臣カラホムが次に狙うのは、山田オクン率いる日本人部隊である。

 オクン達日本人部隊はパタニに勝利したとはいえ、パタニは滅亡した

わけではない。オクン達日本人がリゴールにいては、南からパタニに攻

められ、北からはカラホムの命令で動くシャム軍に攻められることにな

る。

 山田オクンと日本人部隊はカンボジアやベトナムの日本人町を頼って

シャムを脱出したという。



 浅川六郎の長い話が終わった。



 ==今回は、ここまで==





 美奈子で〜〜す。


 ふ〜〜ん、山田長政、山田オクンかーっ。アユタヤの日本人って良く

知らないけど、これ、本当の話なの?

 でも、これからどうなるんだろうね?
 
 小説「ゴエモン」や「才蔵」とは違う雰囲気の話になってきたね。

 でも、出てきたのが浅川六郎という亡霊じゃあね〜。

 これファンタジー小説なんでしょう?

 まっ、才蔵さんにはファンタジーって何か分からないだろうから、

皆さんも許してね。




ここまで読んでクリックせぬとは…… 理不尽な! 

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